通 読 企 画

ギリシア語講読:ホメロス『イリアス』


本講座の開講に先立ち、東京古典学舎にて「ホメロス概説」を開催します。詳しくは こちら をご覧ください。

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 怒りを歌え、女神よ・・・

ギリシア語講読

ホメロス『イリアス』第1巻

火曜日 19:30~21:00

 

【教材】

W. Leaf, Homer: The Iliad, vol.1 [Books I-XII],

Macmillan 1900. <テキスト+注釈> PDF版  /  Perseus )

 

L. Schein, Homer: Iliad book I, Cambridge 2022.

<テキスト+注釈>

 

C. Pharr, Homeric Greek: A Book for Beginners,

Univ. of Oklahoma P. 1985. <初学者向け文法解説書>

 

G. Autenrieth, A Homeric Dictionary,

Univ. of Oklahoma P. 1982. Perseus )

 

高津春繁『ホメーロスの英雄叙事詩』(岩波新書)1966.

 

講師:堀尾 耕一

 

春学期(4〜6月)全9回 

4月 5*,8,15,22

5月 13,20,27

6月 3,10,17

 

* 4/5(土)14:00 より講義形式の「ホメロス概説」を府中にて開催いたします。詳しくは こちら  をご覧ください。


われわれが手にしうるほぼ最古の文学作品であるホメロスの叙事詩は、いまだ文字の使用が普及する以前に、一定の韻律にのせて歌われたものであることが知られています。アルファベットの普及から遡ること何百年の単位で培われてきたであろう、口誦による言語的営みの、いわば総決算の位置に屹立しているのがホメロスという詩人なのです。インターネットや生成AIの登場など、文字の普及にも比されうる知的環境の激動期にあって、先行き不透明な人間社会を生き抜くための叡知を尋ね求めるならば、最後に辿り着くのはやはりホメロスか。『イリアス』を冒頭から読み進める、長い旅の始まりです!

 

古典ギリシア語文法の一定の知識を前提としますが、叙事詩特有の語法や活用形、また韻律については丁寧に検討していきます。W. Leaf の注釈付きテキストを用います。



年間スケジュール

 

春学期:4、5、6月

夏学期:7、8、9月

秋学期:10、11、12月

冬学期:1、2、3月

受講料(4月より変更がございます)

 

毎週の講座:各学期 9回分につき 25,000 円

隔週の講座:各学期 6回分につき 17,000 円

 

学期ごとに銀行振込にて前納をお願いしております。

教材

 

教材は基本的に各受講生においてご準備ください。洋書に関しては、Amazon など通信販売によって容易に入手することができます。どうしても調達が難しい場合にはご相談ください。


横浜古典学舎

yokohama@humaniores.org

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   〒183-0055

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